毎日の練習・
1 日常茶飯事編

上手くなりたい。当然両手の運動能力を高めなければならない!毎日の生活の中に時間の浪費をなくしましょう!では?何ができるか?仕事、食事、睡眠。これだけは絶対、練習に応用で来ませんよね!?
次に示すエクササイズは単純ですが、継続するには強い意志と実行力が必要不可欠である事を明確に認識していただきたい。

天才とは方法が分かったら、それを実行に移せる人の事。
馬鹿とは、方法が分かっても逃避して責任転嫁の人生を選び常に自分を哀れむ人の事を言います。

A 入浴時の応用。
最後に暖まる際、浴槽の中でmi.ma.ia.ami.pi.等の組み合わせで水中で弾弦を模倣したジョギングのごとく指をを動かして水流を起こす。左手も対称型のごとく同時に動かす。100回程数える。これを馬鹿にするのは至極簡単。毎日、継続すると筋力向上は保証。しかし毎日となると、かなり面倒くさいのも事実です。栄光の未来をイメトレしながら習慣にしてしまいましょう。最後に左右、両手をマッサージして痛み、異常のチェックを常にする。異常があれば薬等、対処療方をすみやかに行う。薬は外科でナパゲルンローションをもらうと良いでしょう。腱鞘炎に良く効きます。


B電車の中で。(他人の目を気にする様では大成できませんよ!)
左右、空いている手の各指、一本ずつ独立して手の平に一番近い関節から曲げて指先を手の平につける。各指、随意運動が可能となる様に。これは各指の柔軟性と分離の向上に効果的。また、ステージの袖で待機中のウオーミングアップにも便利です。

C 暗譜の秘技
暗譜を効率良くするには、記憶訓練にのみ集中出来る、状態を作り出す事。つまり技術鍛練と分離しなければなりません。安物のギターを使います。ブリッジを取り去り、弦高を最小にします。音質は悪くなってかまいません。調弦を5度あるいはそれ以上低く設定。この状態での楽器は撫でる様な弱いエネルギーで発音してしまいます。そうです。手の負担、テクニックの難易度をゼロにして暗譜専用のギターとして生かすのです。
仮にゼロギターとでも呼びましょう。標準のテンションのギターでの従来の暗譜パターンは技術難易度に大きく左右されて、暗譜が停滞します。試しにゼロギターで速いスケールパッセージを弾いてみて下さい。
自分が超テクニシャンに感じられる事でしょう。ゼロなら音量もゼロに等しいので深夜でも気がねなく暗譜に専念できます。僕などかつて、アランフェス等、ゼロギターのパターンでマスターしました。暗譜完了後、技術鍛練の詰めとプロセスを踏むと左右両手の技術チェックに専念でき、非常に省エネとなります。
絶対音感の有る方は移調楽器と割り切って下さい。一般調弦ギターでの暗譜しながら順次マスターしていくやり方は損な方法と言えます。僕は仕上げの段階までフレタは使いません。
以上から、もうお察し頂けた事でしょう。技術は指の強度、力に大きく左右されます。

だからこそ、左右、最小単位で無理なく、単純な方法で鍛えれば良いのです。

従来のエチュード一辺倒主義では効率も悪く、時間はかかり、しいては腱鞘炎という最悪な事態も起こり得るのです。
常に明確な目的を絞って、練習する様心がけましょう。


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