視聴される前に是非以下、是非読んでください。Counter since 14,Dec,04
より面白く視聴頂く為のステージ裏話


2004年11月27日(土)北とぴあ・つつじホール
リサイタル開幕一曲目グランソロです。私の演奏体験では初めてですが、
残念ながら
携帯電話の呼び出し音・そして携帯メールを打つ際の雑音(何故音楽会でも携帯依存症なのでしょう?)
いっそ、中断して弾き直すか迷いつつも、「そんな弱さはみせるか!」とプライドで完奏。

2曲目サテイー。静かにグノッシェンヌが始まると、今度はすさまじいフラッシュ写真撮影
。(禁止ですが、こんな私を撮りたいの?なら、せめてチューニング中にして欲しい)すぐさま客席を睨む。大多数の善意のお客様は当惑と不快の表情。最悪な事にフィルムが終わり自動巻き戻しの音が延々と続く。当のカメラの持ち主は平然とした表情。弁当食わないんだからましだろう!と言わんばかりの印象。この人何しに、ここに来たんだろう?「北とぴあ」を使った俺が悪いのか?
自分で言うのも何だか、弾きながら、これだけ状況把握して破綻が無いのは30年のキャリアか!?

サテイがノーミスで我ながら完璧に美しく、終ると遅れて入場して来た
悪びれずゆっくりと、偉そうに前列を探して演奏開始を待たせる
オバタリア。失礼・婦人の二人連れ。2分は待ったね。常識有る日本人は遅れてきて入ったら直ぐ目に付いた席につくマナー知ってたはず??やっと座って頂き、祈りと踊りに入る。この曲も25年は弾いている。集中し始めると??演奏中にひそひそと連れの方々に満足気に解説をされるどこかの親分・アマチュア先生?

一番当惑したのは?、いいえ、ムカついたのは終始、最前列に寝そべりアンコールの最後の最後まで拍手はせず、憎悪の視線を送り続ける男性!!??「なんじゃこいつ?いってもたろうか?」とやくざ映画のせりふが脳裏をよぎりながら演奏していました。脳裏から消去したいのだけれど、皮肉にも日々鮮明に復刻!??

ステージ上から、全部状況確認、把握していました。シャコンヌのアルペジのクライマックス直後、転調した、tranquilloで響き渡ったいびき!のあなた。気の毒に、毎日の疲れが出たのでしょうね?(顔も覚えてますよ!!嫌な物程、忘れたくても忘れられない!いつかお礼とお見舞いを、私は結構、怖い人かも!jokeです)。周りの聴衆も不快そうで、聴衆一揆でも起きそうな?僕の門下から、その当人の後ろに座って居て、文句を言いたい衝動を抑えるのみで、鑑賞する状態ではなかった。との報告をうけました。私も久々に敵陣?で弾いてる感覚でしたが南米でサムライ・ヒデオ(ギター侍とちがいますので!!)と異名を取った私。プロ根性で善意のお客様の為に奮闘!!
二部は一部より静かでした。
ただ、自分としては一部の精神状態が継続してただひたすら演奏をこなすと言う状態。大聖堂も速いと評されていますが、自分としましては設定より遅い安全運転のつもりでした。アッシャーワルツも何とか通過。ピアソラの難曲も終了。
ホッツとしたのは事実です。いつも練習ではアランブラを省略してフッコを弾いていました。その習慣えフッコに突入。
派手に終了。全部終わった!!と思い袖に引っ込む。しかしなんと盛り上がらない拍手??あー全然受けてないやと落胆。すると、スタッフがアランブラどうしたの?!!と!! しまった忘れちゃった!!済んだ事は仕方ない。持ち前のラテン気質。すぐさま舞台に戻り。「すみません。アランブラ忘れてました」会場、爆笑!!これでいままでの暗い雰囲気一掃。鳴り止まぬ拍手に答え、意地を見せてアンコールは5曲。

そういえば10月に「ヤン・シュエフェイ女史」のプローモーション東京公演(僕は久々に心から感動しました。)
の休憩時間に偉そうに「誰があんなギター使わせたんだ!演奏が良いのに台無しじゃないか!!あんなペンペンした音。高音が最悪だ!!」と
名器スモールマン(名演に感動して巨匠ジョン・ウイリアムスがマスタークラス終了後
自分のスモールマンをヤンにプレゼントしたのは有名
)と知ってか知らずか?怒鳴ってる男性(関係者でしょうか?)がいました。居合わせた私はじめ門下全員???「あの人、耳医者行った方がいいん、じゃない!!」と想いました!!言論は自由ですが私はムカつきましたよ!世の中、理不尽が結構まかり通ってますね!!彼女の名誉の為にも、ヤン・シェフェイ女史(彼女もビデオ公開中。美音・確認できますよ。)は太い美音で素晴らしかったと断言させて頂きます。もし、彼女の音がペンペンした音に感じるなら殆どのクリアな硬質を好むタイプのギタリストの音は三味線と言う事になりますよ!!自己顕示欲丸出しのヤンを中傷した男性の行為、ギターの知識人が見たら「彼はギターの事は何もしらない虚栄心と無知の象徴」とすぐ見抜かれてしまいますね。

しかし、音楽会は聴衆と奏者の相乗効果で感動を作れるもの。東京国際コンクール、他でも携帯が鳴ったり、まだまだマナーを知らない聴衆がいる現状。警句として敢えて、一部お聞き苦しい状況をWEB公開します。(無料ですから納得してね。)

グールドが一切ライブを止めて録音。映像のみの発表になった理由、共感します

お客様は神様!但し、セゴビアも言った様に好意的にご声援下さる方をお客様と呼びます。
チケット持ってれば何をしても良い訳、無いでしょう!!レストランなんかでたまに物凄く横柄な
人いますね。弱い立場の人にしか威張れない、心の寂しいひとですよね。

本音のエッセイお付き合い有難うございました。