コンクール必勝法。
1、直前編
ここでは、練習はひととおり、確実に終了したまじめな方がいかに本番(ステージ)で実力を出すか?!の訓練を紹介します。
1朝起きたら洗顔前に即、本番の演奏をする。これは全くの準備なしに潜在能力を確認します。
その際、録音します。そこでのミスが
要チェック箇所です。これを繰り返すうちにミスは減り、自信の実績となります。同様の事を学校帰り、仕事帰りに帰宅後、いきなり本番の演奏をする。ステージ袖で待機していていきなり虹色のライトのステージに出る不安が解消されます。
2 本番を想定して演奏する際にハンデイを敢えて加える。
実例 a マスクをして演奏する。b サングラスをかけて演奏する。c 足台等を本来の理想と正反対の弾き難い状態で演奏をする。
d 演奏中に大きな雑音や邪魔する要因の障害を家族に協力して出してもらいながら演奏をする。
要するに、悪条件でも最低線、自分はこれだけの事が出来るのだ!という実践的自信の裏ずけを作る事です!
3 就寝前にイメージトレーニング。自分が舞台で不思議なくらいに良い演奏をしている状況を明確にイメージする。衣装、靴なども本番用に使用予定の物をイメージする。そして喝采をイメージ。これは、馬鹿にしてはいけません!!毎晩、反対に「もしミスしたらどうしよう?」
と心配した場合は必ずステージでミスします。それは潜在意識でミスを予行演習しているに他ならないからです。そしてミスするまで不安が続き、ミスしてやっぱり駄目だった!と安心するのです。
プラス思考のイメージを叩き込む!!自分の実力は必ず出せる!!と認識することです。
4 健康管理に注意。当たり前ですが以外と出来ません。うがい、手をこまめに洗う、日常生活上の爪の注意。
そして身体バイオリズムを本番になるべく合う様に整える。
5.暗譜の確認。就寝前または自由時間にギターを持たずにイメージの中で演奏する。意外と苦しくつっかえます。
止まったりつっかえた所が暗譜の不完全な所です。どうしても暗譜しきれていない場所は写譜する事です。
以上を確実に実行されれば、結果はさておき、まず悔いのない演奏は可能でしょう。演奏で一番、くやしいのは実力を出さずに終わった時ですね。実力を出し切って評価されなかった場合は、さっぱりと、さわやかなはずです。
何故なら、実力を出さずに失敗した場合、大抵は練習不足、暗譜の不完全と言い訳のもと後悔の念が残るのです。立派な言い訳は通用しても結局、悔しいのは本人です。ですから演奏する以上、毎日、まじめに練習しましょう。
また大事な事は、普段,弾けない技術は当然ステージでも弾けないのです。普段、弾けていても、失敗するとアウトなのが、瞬間芸術たる音楽の厳しい美学です。絵画、文学の様に推敲に推敲をかさねて仕上げた自信作を発表するのとは明確に違います。そこにこそ音楽家の神に選ばれし、存在を感じ誇りに思えませんか?本番だけ博打の様にうまく行けば?なんて考えは持ってのほか>音楽はスポーツではないのです。十分理解して弾けるものをステージに乗せる、これが芸術の真理です。
どうかステージに上がる以上、悔いの無い演奏をなさってください。